暦をみたら、9月19日のところに「秋の社日」とある!今年は、いそいそと秋の収穫物、葡萄と梨をお供えしてみました。/旧暦8/7・戊戌

今日は、秋分にいちばん近い「戊(つちのえ)の日」なので…。

この日を、暦日のひとつ「雑節」で「社日」といいます。

社日は、産土神を祀る日で、産土神に参拝し、春は、種を供えて、豊作祈願。
秋は、収獲物を納めて「おかげさまで、豊かな実りがありました」と感謝する一日。
…なんだそうです。

そうかぁ…とさっそく秋の収穫物を供えてみました。

梨と葡萄。

なしとぶどう

すでに秋の色した食べ物が、いろいろあるなぁ…と、さっそく街へ繰り出して物色。
今日、いちばん美味そうに見えた秋の旬です。

ところで、産土神って、生まれた土地の神様で…。

ちなみに、私は、北海道生まれの仙台育ち、そして、今の住まいは東京。

この場合って?

ふふふっ、そこは、あまり細かく考えず、部屋の南側に向けてお供えしてみたしだい。
お供え

っていうか、ただ南の窓の近くに置いてるだけって気もしますが(笑)。

雑節のなか、なんだか「社日」ひとつ、なんだか馴染みない

「雑節」は、中国からの輸入品である「二十四節気」や「七十二候」ではカバーできない部分を補足する日本独自の「暦」。

「社日」の他には、「節分」「彼岸」「土用」「八十八夜」「入梅」「半夏生」「二百十日」「二百二十日」と馴染みのモノが並びます。

いずれも、中国産の暦と同様、微妙な森羅万象の変化をとらえ、季節の変わり目のサインとするもの。
で、主たる用途は、農業用の目安だとか。

だけど、街暮らしでも使う暦にだって、これらの暦日は、きちんと明記されるものです。

毎日眺める暦には…

春彼岸のあたりに一度、春の社日が登場。
そして、秋のお彼岸の近辺に、こんどは秋の社日が、ふと登場し「あぁ、今日は社日なんだぁ」と。

でも「社日」って?
…と、ココロの中でひそかに疑問符。

現代のヒトは、生まれた土地を離れ、さらに土が見えない場所に住み、「社日」がなじまない暮らしになっているんだなぁ。
…と気になってもいたのです。

産土神さまは、いつもココロに!
今日は、秋の収穫を感謝して、カミサマと一緒にいだだく。

産土神さまのいる土地は、自分にいちばん縁ある土地。
そのカミサマがどんな方か知らずとも、今日は、勝手に身近に感じて感謝してみようかな。

…ってのが、またまた出ました我流、勝手「社日」の過ごし方(笑)。

というコトで、お供えしたモノをありがたく、いただこうと思います。

なしとぶどうをいただく

まさに
..ってほぼこじつけ?

まあ、いいかっ。

春の社日には、真面目に種をお供えしようかな。

もちろん、ベランダで育てる野菜の種なんだけどね。

ついでに、この葡萄や梨の種も植えてみようか?
と、さっき食べたあとに捨てずに採っておきました。

たね

それって、この本を読んで憧れてたことでもあったなぁ…と。

美味い種
ふふふっ、こじつけがなんだか楽しくなってきました。

◆今日は、2015年9月19日/旧暦8月7日/葉月戊戌の日
◆日の出5時26分 日の入17時44分/月の出10時29分 月の入21時12分

↓読むたび種をまこうと思いつつ。そのままになってたなぁ。こんどこそ撒くぞっ!