季節の暦・七十二候は「霜始降」の時期に入っています(10月24日~28日)。
「しもはじめてふる」と読んで、まあ、意味は、そのままですね。
10月24日に、二十四節気「霜降」の「霜」の字に「えっ!もう冬ってコト?」と少しビビりましたものの、七十二候のほうでも「霜」を使うか…。
近頃の、気候って、穏やかな秋と春をすっ飛ばして、暑さ寒さが突然やってくるって感じなんですが、古い暦までもう冬を強調している感じですね。
でも、今年は、10月中旬ぐらいから、秋らしい気候になったばかり。
まだまだ「霜」…ありえませんっ!
って思いたいけど、やっぱり急に寒くなるのかな?
昨年きめた、勝手七十二候「新米始」はどうか?
と思い立って、いつも注文している産地米の様子を聞いてみたら、まだ若干早いみたい。
しかし、カミサマ方へは、ちゃんと新米が奉納されたみたいですよ。
この時期、お参りした神社の多くには、稲穂が飾られていたりする。
10月17日は神嘗祭だったしね。
ちなみに、神嘗祭とは、五穀豊穣をカミサマに感謝するお祭りのコト。
宮中と神宮(=伊勢神宮)祭祀の中でももっとも重要な行事のひとつで、その年、刈り取られた初穂を天照大御神に奉納します。
それに倣って、全国の神社でも、稲穂を刈って、カミサマに奉納する行事が行われているみたい。
ってコトで、ヒトの食卓に新米が届くのはちょっとあと。
それでも、勝手七十二候「新米始」は、けっして外してない気がするんで、この時期は、「霜」ならず「米」で行くことに決めましたっ!
季節の目安を「米」に据えたら、
なんだか、稲の飾りがやたら目につき始めちゃった!
街中をふらふら歩いていたら、民家の玄関のそばにこんな飾り。
これって、稲穂ですよね?
稲穂だ…。
湯島天神のあたりなんで、けっこうしょっちゅう出向く場所なんですが、初めて見たような。
なんの飾りなのかな?
で…。
我が家にも、稲穂を飾ってみよう!
と思い立ちまして…。
勝手七十二候「新米始」の勝手気まま室礼(笑)。
稲穂は、産地から送ってもらっているお米が、新米になると1本おまけに入れてくれるもの。
毎年ためて、もうずいぶんたまりました。
亀の細工は、やはり米どころ山形のわら細工。
島根県出雲地方のお正月飾り「亀飾り」にそっくりなんで、思わず衝動買いしたものですが、新米の季節を意識して、毎年こんな風に飾ってみるのもいいなぁと思う。
米文化の日本ですもの、この時期、お米も稲も、藁なんかも、たっぷり楽しむってありなんじゃあないかな。
と思う次第。
◆今日は、2014年10月26日/旧暦9月14日/長月乙亥の日
◆日の出5時56分 日の入16時53分/月の出16時11分 月の入4時01分