初夏の日々は、青紫系の花がつないでいるように思う
その最初は、5月上旬の藤。
この花が見ごろを迎えたとたんに、どうも存在感を増し始める紫&青色の花。
といっても、もう今ごろは、藤の棚は、花の頃を終えて、緑の日陰を作り始めているけれどね。
たとえば、ハッと目覚めたように咲く鉄線。
昨日は、まだこんな風にまどろんでいたのに…。
今朝になったら…。
やあ、おはよう!
ちなみに、私はこのはなを鉄線と呼ぶのが好き。
最近は、洋風にクレマチスって呼ばれているけど、この先のこの種の実りは、ホントに鉄線なんだよねぇ。
それを忘れず楽しみに待つ意味でも、この紫は鉄線。
目覚めるといえば、これも青系今ごろの花
うーん(゜-゜)、うんしょっ!
と、ものすごく努力して起きようとしているような…。
そして目覚めましたっ!
時計草です。
ああ、言い得て妙な名前ですね。
もうそのものずばり、壁掛け時計に使えそうなデザイン。
都忘れも、ライラックも…。
都忘れの「都」は、もちろん京都のコト。
佐渡に流された順徳天皇が、この花を見てココロを慰めた花ですが、ポイントは、やっぱ紫色だったからでしょうね。
紫は「京都」を象徴する色…っぽくない?
おっ!ライラックも紫だったよ!
…って、実は、都忘れもライラックも、東北の母の家に咲いていたのを撮ったんですけどね。
東京に帰って、路地を行けば、民家の塀がさのむこうに咲いていますので、ここに登場!
塀がさの向こうにカメラを向けると、やや、覗き風になっちゃうもんで、わが家の近くのそれは、横目でチラリとみるだけです。
そして、今年は出会わないなぁ…と思ってたこの花!
紫菜花もまだ元気に咲いていましたっ!
ホントは、藤より一足早く、空き地や土手を紫に染める花。
我がご近所では、その空き地や土手がどんどん無くなってゆくもんで、観察スポットが皆無になった。
ああ、それでもちゃんと出会えてよかったぁ。
そして、青紫系の花リレーは、このあと、菖蒲や露草、紫陽花へと続くのです。
しかしなぁ。
その頃は、梅雨とか夏…とか、季節との対戦モードに入っている頃なんでしょうかねぇ。(←暑いの苦手)
◆今日は、2016年5月18日/旧暦4月12日/卯月庚子の日
◆日の出4時34分 日の入18時42分/月の出15時22分 月の入2時34分