えっ!もう1年の折り返し地点かぁ…。
そうだっ!これをいただかなくちゃ!
…と気が付けてよかったぁ!と思うぐらいすっかり忘れてました。
「夏越しの祓い」までの期間限定お菓子「水無月」。
米の粉に砂糖を加えて蒸した「外郎(ういろう)」は氷の見立てで暑気祓い。
トッピングされた小豆は、疫病&邪気祓いにおなじみのアイテム。
さらに加えて、三角形のカタチも、魔よけ厄病よけの意味を持つ。
これぞ!
…というものをいろいろ揃え、とにかく悪いものを祓いまくる意匠になっている、この時期の邪気祓いの重要アイテムの一つです。
って期待を背負っているから、この月の名前を付けられて「水無月」なのかな?
ってことで、今年はどこの「水無月」にしよう?
このお菓子の存在と意味を知ったのは、すごーく昔。
たまたまこの時期シゴトでいった京都にて。
賞味期限がその日だったもんだから、後ろ髪を惹かれつつ東京に帰り、東京で探すもどこにもないっ!
「水無月」は、上方のお菓子にて、かつては、東京の街で売っているものではありませんでした。
(といっても、たぶんとらやとか超老舗にはあったと思うけど、私といえば、超貧乏の20代)
しかし、近頃はかなりの和菓子屋さんでGET可能!
で、毎年、極力違うお店の「水無月」をいただくことにしております。
今年はなにかと出番が多い…というかマイブームの深川の伊勢屋のものに
…と思ったら、ややっ!扱いがない?
ならば、ここぞっ!という時のとらやか!
とも思いましたが、もうぎりぎりなので、3年前にもどって「竹隆庵岡埜」の黒糖を使った「水無月」にした。
そして、一番上の写真は、昨年の、ご近所の老舗和菓子舗つる瀬の「水無月」。
その他は、このブログの過去記事をご覧ください(って言っても写真に残すようにしたのは今年で4年目なんでたいしてないですけどね)
今年はなんだかバタバタと日々が過ぎてゆく気がします。
「水無月」食べたら、明日は神社に。
拝殿前に据えられた「夏越しの祓い」の「茅の輪」を八の字にくぐり、ああ、それから今年は「形代」もおさめに行こうか?
(↑以上が、夏越しの祓いの三大アイテム。)
今年前半に積もり積もってるらしい、罪や穢れを祓い。
同時に残り半年の無病息災も祈願して、ここらで少し心落ち着けないとね。
そうして、来るべき盛夏と今年の後半の日々にゆっくり備えたいと思います。
◆今日は、2016年6月29日/旧暦5月25日/皐月壬午の日/月齢24日
◆日の出4時28分 日の入19時01分/月の出0時14分 月の入13時12分