なんかどんどん咲いてるみたいなんで、今日も「秋の七草」のこと。「女郎花(おみなえし)」がちょうどいま、花の盛りを迎えていますよ!/旧暦8/4・己丑

撫子・桔梗とともに、この花も夏からひっそり咲いていました。

ってことで、毎日「秋の七草」のネタで恐縮です。

本日は、「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」
…の「おみなえし」

女郎花6月

皇居東御苑の二の丸庭園にて、6月。
盛んに咲く桔梗の陰でひっそり…なんですが、蝶たちにとっては人気者だったみたい?

ちなみに、山上憶良の和歌では、「姫部志(をみなへし)」と表記されてますが、今の表記は「女郎花」が一般的です。

「女郎花」ねぇ。うーん、けっこう可憐な花なんですが…。

別にそこまで妖艶な名前にしなくても、山上憶良さんの表記に倣って「姫部志」のままで良かったのでは?

…とも思うけど、柳宗民の雑草ノオト』 (ちくま学芸文庫)に教えを請えば、<オミナエシの語源は、「女飯(おんなめし)」>からなんですと。
それって、花が米粒みたい…ってコトみたいです。

女郎花より

まあね。
超寄りで見れば、確かにサフランライスを想像しちゃうかも?

それが、七十二候の「禾乃登」=稲などの穀物が実る時期に併せたわけじゃなかろうが、今が盛りと咲きまくってます。

こちらは皇居東御苑

皇居女郎花

そして、向島百花園でも今が盛りみたいです。

向島百花園の女郎花

6月末から咲いていようと、この花は正真正銘、秋に勢いを増す花で、「秋の七草」の面目躍如といったところでしょうか。

東京で、「秋の七草」を観察したかったら…。

おススメは「向島百花園」「皇居東御苑」の二の丸庭園。
そして、「女郎花」は、まさに今頃ならば、もう売るほど(って、モノのたとえね・笑)たくさん咲いています。

…ああこの花、花屋さんでは売らないのかね?
そういえば、あまり見たことがない。(藤袴は、昨年。やたら高価な値札付きで売られていましたが…)

◆今日は、2016年9月4日/旧暦8月4日/葉月己丑/月齢2.7日
◆日の出5時15分 日の入18時04分/月の出7時39分 月の入19時40分