今日は二十四節気の「立冬」です。
ああ、今年も秋を楽しまないうち、暦は「冬」を宣言するのか。
と思いますが、いつもの『暦便覧』によれば…。
「立冬」は、まだ「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」な季節。
「冬の気」=「冬の気配」ぐらいの意味だから、まだまだ秋ですよ!なかに、冬の気配がふと入り込んでくる…みたいな頃が正しい?
つまり、考え方次第では、秋と冬のいいとこどりを楽しめる日々かもね。
…と思うことにしよう。
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」
古い暦で「立」と付く日は、みなまだ前の季節の真っ最中にやってくる。
それを、天気予報などでは「暦の上」ではと言い訳がましく表現するけど、暦は、そう宣言することでヒトにバシッとメッセージを送ってるのかもね。
…とふと。
暦が「立」と言ったら、虎視眈々と、次への季節の移ろいを楽しむべき日々かもしれません。
「立冬」過ぎれば、秋晴れから一段と澄んだ青い空。
まずは、これを期待したいなぁ…。
ここ2週間ぐらいは、東京も帰省先の福島も、晴れれば、木々の褪せた緑と澄んだブルーのコントラスト。
やがて、東京は街路樹の銀杏が色づけば黄色×ブルーへ。
朝、窓を開けて感じる空気が、冷たいころには、ブルーをバックに、葉を落とした木立の造形。
と、あらら、楽しみ満載だぁ。
晴れればね。
晴れて!
木々からのお土産もささやかにある。
たとえば、色づき、降った木の葉。
樹木は、秋にもうひと花咲かせ散らすように、さまざまな色あいの葉っぱを降らせていました。
これも、やがて楓⇒銀杏の黄色と変わり、そのころ、蓮の実やら松ぼっくりやら…。
うーん、こりゃあ、秋を思ってたそがれてる場合じゃあないのでしたっ!
やって来い!冬っ!!
◆今日は、2016年11月7日/旧暦10月8日/神無月癸巳の日/月齢7.4日
◆日の出6時09分 日の入16時40分/月の出11時57分 月の入22時44分