七十二候は「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」に。麦の芽は身近にないので、この時期は、木の芽観察を楽しんでみます!/1/3=旧12/6・庚寅

季節の暦・七十二候は、「雪下出麦」に入っております(12月31日~1月4日)。

読みは「ゆきわたりて むぎのびる」

そして、「下」=「わたりて」とあてますが、意味は、文字が示す通りに、<地表には雪が降り積もっているけど、その下でもう麦は芽吹きの時期>といった感じでしょうか。

数日前に二十四節気「冬至」を迎え、冬極まった日々でも、季節はちゃんと次の準備をはじめている。

古い暦は、ちゃんと、新しい年の始まりにふさわしい、希望を感じるコトバを選んでいます。

枝ぶりだけの樹々…
と思えば、そこにも新しい季節の準備。

暦が「雪下出麦」といえば、私は、枝のみの木々を見上げてやや詳細な観察スタート!

これがまた案外面白いのです。

もみじも芽

ほらほら、もうちゃんと次の芽吹きの準備をしている。

「雪下出麦」の時期
いつも東北で過ごすもんで、観察もし放題。

いちじくの芽吹き。

いちじく

これは...

梅の枝には、もうたっぷり膨らんだ蕾…だよね?

梅つぼみ

おっ!さくらんぼ(桜…ね)の花芽!

さくらんぼの芽

あじさいは、もう芽吹き開始?

あじさいの芽

うーん、とはいえ、毎年おんなじ樹々観察にとどまるのは否めないなぁ。(←所詮、個人=母の家だし。木々の数にも限界あり)

こうしてウォーミングアップして、帰京したら、新たな年の新しい庭園・植物園巡り、木の芽探しに邁進の予定。
…って、やってることも、もう毎年おんなじことばかり。

だけど、繰り返しの中にある、ささやかな変化ってのが好きなのよね。

◆今日は、2017年1月3日/旧暦12月6日/師走庚寅の日/月齢4.8日
◆日の出6時51分 日の入16時40分/月の出9時57分 月の入21時30分