七十二候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」。芹の旬の日々に併せたように、今日は五節句の最初・人日の節句=七草粥の日ですっ!/1/7=旧12/10・甲午

季節の暦・七十二候は、「芹乃栄」に入りました(1月6日~10日)。

「芹」=「せり」、「乃」=すなわち、「栄」=さかえるで、「せりすなわちさかう」

「始」ではなく「栄」を使っているので、もう芹が勢いよく育っているイメージ。

皇居の芹

こんな感じでしょうか?
「寒の内」に入ったばかりなのに、暦は「芹(せり)が、旬を迎えた」と言っています。
実際「芹」はそんな厳しい日々に青々と盛を迎えるんですね。

ちなみに、写真は、皇居東御苑の二の丸跡の雑木林に流れる小川に生える3月ごろの「芹」。
実際、今頃はどうなのか?

これは、近々、見に行ってみなければと思います。

「芹」は、春の七草でもあって!
そうだ!今日は七草がゆっ!

いつもは、リアルと古い暦「七十二候」は、ちょっとかみ合わないところもあって…。
「芹乃栄」の日々に、五節句の最初・人日の節句、七草かゆの日かぁ!…と。こんな一致はこころ踊ります。

さっそく、春の七草を取りそろえ…。

春の七草

「芹(せり) 薺(なずな) 御行(おぎょう)繁縷(はこべら)仏の座(ほとけのざ)菘(すずな)蘿蔔(すずしろ) これぞ七草」
…写真と順番があってませんが(^^♪。

実際、左端の「菘(すずな)」=蕪と、右から二番目の「蘿蔔(すずしろ)」=大根、以外は、パッと見ても判別は難しいですよね。

詳しく知りたい方は、昨年の今日のブログにまとめましたのでご覧ください⇒こちら

トントントントン、「七草なずな、唐土(とうど)の鳥が
日本の土地に渡らぬ先に、七草なずな」トントトトン

えーっと、トントトトンは、包丁の音です。

とにかく古人の教えとおりに、この囃し唄を口ずさみつつ、春の七草を細かく刻み、炊いたお粥に混ぜ、さっと火を通します。

七草がゆ

これは、昨年いただいた七草粥の写真。

今日は、これから、七草刻んで、「七草がゆ」を朝食に!
今年も一年健やかに暮らせますようにと願って、しみじみ食す予定です。

◆今日は、2016年1月7日/旧暦12月10日/師走甲午の日/月齢8.8日
◆日の出6時51分 日の入16時44分/月の出12時24分 月の入0時40分