楽しかったんで、勝手に探した「雨の七草」の復習というかまとめというか。/7/11=旧・閏5/18・己亥

梅雨入り直後に探し始めた「雨の七草」。

春と秋にはあるのに、もっとも草燃ゆる夏に「七草」がないのはいかがなものか?
…と、まあ、最初はかなりいいがかりっぽい。

しかし、いざ探してみれば、さすがこの時期の草花は豊富。
これはなかなかいい感じのセレクションになったかと(←自画自賛)。

せっかくなんで、ここにまとめ復習する次第です。

まずは、露草兄弟(姉妹?)たちを。

名前に「露」が入るから、「梅雨」の時期には外せない気がするこの2種類は、まず外せないかなと。

1.「紫露草」

紫つゆ草

2.「露草」とその仲間

露草

仲間のほうは、白い「常盤露草(ときわつゆくさ)」と…。

常盤露草

「紫御殿 (むらさきごてん)」

紫御殿 (むらさきごてん)

とかいっておきながら、なんですが。
実は、「露草」は、ツユクサ科ツユクサ属
「常盤露草」&「紫御殿」は「紫露草」と同属の、ツユクサ科ムラサキツユクサ属。

こうして並べてみても、見かけ的には逆なきがするんですがねぇ…。

「雨の七草」には雨粒が似合う

これも、セレクトに際して意識した件。

3.「昼顔」

雨粒の似合う双子昼顔

4.「早乙女花」(本名「屁糞葛(へくそかずら)」←使いたくないっっ!)

へくそかずら

ってことで、凝って雨の日に撮影してみました。
確かに、雨のしずくが似合う花。

時期的なバリュー

この二つは、基本梅雨のころにしか咲いていない。

5.「捩花(ねじばな)」

特に、このスパイラルな花は、花のころが短くて、あっという間に目に付かなくなり、都心で遭遇したのは10年ぶり。
場所は、皇居東御苑ですが、やっぱりほかの場所では出会っていません。

6.「立葵(たちあおい)」

立葵

太陽が似合いそうなたたずまいにして、実は正真正銘、梅雨の花。

「梅雨葵(つゆあおい)」という別名も持ち、花は、茎に近いほうから咲き始め、徐々にてっぺん方面が開花。
全部咲いたら、梅雨明け…みたいな目安にもなっている。

実際、街に咲くこの花、もうそろそろ盛りは終わりな感じです。
ってことは、東京もそろそろ梅雨明け?

花のころは長いけど、面白いのは梅雨のうち。

そう気づいて、セレクション。
ホントは、「夏の七草」に残しとこうかとおもったんですが…(←ってかやるのか?)

7.「藪枯らし」

やぶがらしより

まず、花は、ものすごーく寄ってみるのをおすすめ。
黄緑のが花びらですぐ散って、残る花托が王冠(雄しべ)みたいだったり、ろうそく(雌しべ)みたいだったり…。

そして、つぼみも…。
やぶがらしつぼみ

散ったあとの茎の造形も面白く。

やぶがらし

さあ、これが、私の選んだ勝手「雨の七草」。
以後お見知りおきを。

ちなみに、季節の七草探しは、その特徴を図鑑で調べ、観察も勢い熱心さが増し…。
いつもなじみの花々草々の意外な一面に触れもして、つまり、植物たちと、より一層親しくなれるのである。(←花々草々はどう思ってるか知らないけどね😊)。

◆今日は、2017年7月11日/旧暦・閏5月18日/皐月己亥の日/月齢17.0日
◆日の出4時34分 日の入18時59分/月の出20時20分 月の入6時13分