梅雨入り直後に探し始めた「雨の七草」。
春と秋にはあるのに、もっとも草燃ゆる夏に「七草」がないのはいかがなものか?
…と、まあ、最初はかなりいいがかりっぽい。
しかし、いざ探してみれば、さすがこの時期の草花は豊富。
これはなかなかいい感じのセレクションになったかと(←自画自賛)。
せっかくなんで、ここにまとめ復習する次第です。
まずは、露草兄弟(姉妹?)たちを。
名前に「露」が入るから、「梅雨」の時期には外せない気がするこの2種類は、まず外せないかなと。
仲間のほうは、白い「常盤露草(ときわつゆくさ)」と…。
「紫御殿 (むらさきごてん)」。
とかいっておきながら、なんですが。
実は、「露草」は、ツユクサ科ツユクサ属。
「常盤露草」&「紫御殿」は「紫露草」と同属の、ツユクサ科ムラサキツユクサ属。
こうして並べてみても、見かけ的には逆なきがするんですがねぇ…。
「雨の七草」には雨粒が似合う
これも、セレクトに際して意識した件。
4.「早乙女花」(本名「屁糞葛(へくそかずら)」←使いたくないっっ!)
ってことで、凝って雨の日に撮影してみました。
確かに、雨のしずくが似合う花。
時期的なバリュー
この二つは、基本梅雨のころにしか咲いていない。
特に、このスパイラルな花は、花のころが短くて、あっという間に目に付かなくなり、都心で遭遇したのは10年ぶり。
場所は、皇居東御苑ですが、やっぱりほかの場所では出会っていません。
太陽が似合いそうなたたずまいにして、実は正真正銘、梅雨の花。
「梅雨葵(つゆあおい)」という別名も持ち、花は、茎に近いほうから咲き始め、徐々にてっぺん方面が開花。
全部咲いたら、梅雨明け…みたいな目安にもなっている。
実際、街に咲くこの花、もうそろそろ盛りは終わりな感じです。
ってことは、東京もそろそろ梅雨明け?
花のころは長いけど、面白いのは梅雨のうち。
そう気づいて、セレクション。
ホントは、「夏の七草」に残しとこうかとおもったんですが…(←ってかやるのか?)
まず、花は、ものすごーく寄ってみるのをおすすめ。
黄緑のが花びらですぐ散って、残る花托が王冠(雄しべ)みたいだったり、ろうそく(雌しべ)みたいだったり…。
そして、つぼみも…。
散ったあとの茎の造形も面白く。
さあ、これが、私の選んだ勝手「雨の七草」。
以後お見知りおきを。
ちなみに、季節の七草探しは、その特徴を図鑑で調べ、観察も勢い熱心さが増し…。
いつもなじみの花々草々の意外な一面に触れもして、つまり、植物たちと、より一層親しくなれるのである。(←花々草々はどう思ってるか知らないけどね😊)。
◆今日は、2017年7月11日/旧暦・閏5月18日/皐月己亥の日/月齢17.0日
◆日の出4時34分 日の入18時59分/月の出20時20分 月の入6時13分