夏土用入に「木槿」を見上げ、立秋・お盆とすぎて、いよいよ「芙蓉」。
この花が咲き誇れば、もう夏は終焉。
っていっても、夏らしくない日々
ホントは、スカッと青空背景に写真を撮ったら、美しいんだよねぇ…どうなってんだろ今年の夏。
そんな今年も、「木槿(むくげ)」、「百日紅」に「夾竹桃」と追って、いよいよ夏花も「芙蓉」でフィナーレ。
まだまだ、いずれの花も咲いていて、晩夏は、夏花の大団円で、華やかに演出しようとするごとくです。
「芙蓉」は美人花の列に加わる花でもあって…。
美人花といえば、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の3種が有名。
しかし、「芍薬」「牡丹」「百合」は、ほぼほぼ、たたずまいの美しさを花にたとえているものですが、「芙蓉」の美人は「顔立ち」ではないか?
…と、近くで眺めて、そう思う。
ひきで全体を眺めるのも、美しいけど、やっぱ、じーっと近くで見て美しい花。
芙蓉は蕾も個性の美しさ。そして種になっても成熟の美。
ってことで、まだ間に合うんでつぼみを探そう!
こんな風に花の色を、ちら見せしてるのやら…。
もうほぼほぼ咲きそうなのやら。
この状態なんかは、不思議なカタチですが、胸元にこれをひとつ飾ってみたい。
で、私がいちばん好きなのはコレ。
芙蓉が散って、熟して種を孕んだ茶色いこの時期。
これは、あとひと月ぐらい。
もちろん、じっくり眺めて楽しむ予定。
そうそう、この花は、いつもの皇居東御苑にもたくさん咲いているはずです。
…しばらくぶりで訪ずねようかなぁ。
追伸:そういや、今年は「凌霄花 (のうぜんかずら)」を見なかった?
観察スポットが軒並みマンションになっちゃったからかぁ…。
まあ、そうゆう年もあるさねぇ。
…っていうか、古い家やアパートを解体⇒新築は、まあ仕方ないとして、古ければ古い家ほど、見事に育った庭木&草。
それを根こそぎ亡き者にするっての、辞めてくれませんかねぇ。
なんか、そうゆうのって、ヒトの都合で、動物を捨てるに等しい気がしてならない。
◆今日は、2017年8月19日/旧暦6月28日/水無月戊寅の日/月齢26.7日
◆日の出5時03分 日の入18時26分/月の出2時00分 月の入16時24分