八重桜の日々は、「立春」から数えて70日ごろ。
江戸人たちは、そのように花見の目安を「立春」からのカウントで教えてくれておりますが、今年はもう超前倒し。
ちなみに、江戸人によれば…。
・立春より54~55日頃より「彼岸桜」と「枝垂桜」
→3月29日が54日目。ああ、もう東京は「染井吉野」が開花宣言してましたよ。
・立春より60日目~65日頃より「一重桜」
→ってことは「染井吉野」はこのあたり
→ちなみに60日目は本日ですが、もう花見に行っても、完璧に散ってるだろうなぁ…。
・立春より70日ごろが「八重桜」
→70日目は、4月14日です。そうか、八重はまだ少し先か…。
がっ!
早朝、寝ぼけ眼でTwitterのタイムラインを眺めていたら、なあんと黄緑色の八重桜「鬱金桜(うこんざくら)」がもう開花だと!
うっそぉ~(◎_◎;)。
焦るなぁ。
さっそく、眺めに行かなくちゃ!
ちなみに、「鬱金桜」はこんな桜。
咲き始めは、爽やかなライトグリーン。
しばらくたつと、色がしろっぽくなってきて。
そして、少しずつ赤みがかって…。
花のころを終える。
例年は、江戸人の言う、八重桜の時期=4月中旬に開花しはじめ、一週間ぐらいが見ごろ。
今年は、すべての花々が前倒しで夏を目指しているようです。
「鬱金桜」を見るなら、上野の不忍池畔、動物園側の道。
他にご近所なら、谷中霊園桜並木のJR日暮里駅側の入り口に1本。
皇居の庭にも、数本あります。
が今日は、上野不忍池へ。
ちかごろベンチも多数設置されて、可能ならば花の下で文庫でも。
そうそう、「鬱金桜」の開花情報で忘れそうになったけど、今日は日本児童文学の父・小川未明の誕生日。
今年は、花の下にて、未明ワールドを楽しみます。
…っていうか、あの場所がすごく適した場所にも思えてきました。
◆今日は、2018年4月7日/旧暦2月22日/如月己巳の日/月齢20.6日
◆日の出5時20分 日の入18時07分/月の出–:– 月の入9時52分