今日は彼岸の入りです。
「暑さ寒さも彼岸まで」のとおり、もう数日前みたいな暑さはごめんこうむりたいな…と思う。
でも、実際、このコトバに裏切られたことはないかもね。
もうひとつ、裏切らないモノ。
お彼岸が近づくと律儀に花咲かせる「曼珠沙華」。
さすが「彼岸花」の名を背負っているだけあって、今年も、ちゃんと彼岸の入りに間に合って、冠みたいな花を咲かせております。
小石川後楽園の水辺に咲く姿が風情あり…です。
訪ねたのが雨上がりの直後だったんで…。
雨粒が、冠に飾れた宝石にも見えて、面白い。
こりゃ得したかもね😊。
暑い日々が長くて、今年は開花が遅い?
いや、こりゃこりゃ大量(◎_◎;)。
実は、ご近所の鉢で育つ曼珠沙華に、おなじみの不忍池の畔に…と、注意してたんですが、今年、この花の開花は遅かったと思う。
さすがの小石川後楽園入ってすぐは、ポツポツとした開花。
うーん、やっぱここも遅いかぁ…と、ともかく園内奥へ。
池を過ぎ、田んぼや藤棚のあたりへ着いたら…。
どっさり咲いておりました。
ひとつでもたいした存在感。
こうしてまとまって咲くと、実はちょっと怖い。
怖く感じるのは、全草毒を纏った花だからか?
それとも、少なからずあの世にかかわりのある花だからか?
ともかく、こうして、彼岸に向けて少しずつ咲きだして、あの世=彼岸と、此岸(しがん)=俗世が、近くなるといわれるお彼岸の中日あたりに満開。
その咲きっぷりたるや、あの世に、この世をはっきり見せるために違いない。
…と思うほどに、紅い炎で照らすように咲きます。
なんか、侮れない花なんだ。
…その侮れなさが怖さの理由かな?
怖く感じても、すごく好きな花。
◆今日は、2018年9月20日/旧暦8月11日/葉月乙卯の日/月齢10.4日
◆日の出5時27分 日の入17時42分/月の出15時06分 月の入0時35分