二十四節気は「啓蟄」に。春の気配のみだった「立春」から早ひと月。暖かさ増して正真正銘の春ですかねぇ~そろそろ(*’▽’)。/旧暦1/30・壬寅

今日は、二十四節気「啓蟄(けいちつ)」です。

まずは、江戸時代の暦解説書『暦便覧』から。
「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」だから「啓蟄」なのだと言っています。

春はまだささやかな気配でしかなかった「立春」から、約ひと月。
暖かさは増して、いよいよ地中に「ぢぢまる虫」も地上に登場!

いよいよですね、春。

暦が「啓蟄」とか言い出すと、どうも水辺に来たくなるのは…。

かつて春の水辺で、こんな大物に遭遇したからにほかならない。

蛙

ちょうど産卵に出てきた風の大きな蛙。

この方も、たぶん数日前までは「ぢぢまる虫」だった方にほかならず。

暦が「虫」と括るのは、昆虫というより「蛇」「蛙」「蜈蚣(むかで)」などの小動物全般。
もう、どなたでもいいので会いたいものだなぁ…とも思ってしまう。

しかし、今年も何も登場しなさそうな水辺。

啓蟄の水辺

…でもないかな。

よくよく見れば、春本番直前の水辺は、緑が増した木立が映り込んだ水面。
冬の日々には、こんな楽し気な光景はなかったよなぁ。

春の優し気な日差しのおかげというのもあるんだろうか?

あっ!鴨がいるっ(*’▽’)。

まあ、彼らは北から渡ってきた方たちで、地中から出て来たわけじゃあないけどね。

鴨

映り込んだ木立の緑が、緩やかに揺れる水辺に、のんびりとしたたたずまいの鴨たちに…。

鴨

ヒトも、しばし、ぼんやり眺めて、飽きない光景。

暖かくなる日々は、こんなゆったりカラダもココロも啓いてゆく感覚をもたらしてもくれます。

まさに「蟄」=縮こまっていたものが「啓」くで「啓蟄」の日々ですね。

◆今日は、2019年3月6日/旧暦1月30日/睦月壬寅の日/月齢29.2日
◆日の出6時05分 日の入17時40分/月の出6時03分 月の入17時13分