二十四節気は「芒種」です。
江戸の暦解説書『暦便覧』によれば、「芒(のぎ)ある穀類、稼種(かしゅ)する時なり」なんで「芒種」だとか。
超訳すると暦は「穀物のタネを蒔く時期ですよ」と言っている。
穀物と言えば、「麦」は収穫の時期「麦秋至」の頃なんで、ここで言っているのはやっぱ「米」。
しかし、ほとんどの田んぼは、もう田植えも終わってこんな風なはずです。
写真は、去年の今頃訪ねた、小石川後楽園の田んぼ。
今年も5月中旬にご近所の小学生たちによって田植えは完了、たぶん同じような姿を見せているはずです。
そーいや見に行かなくちゃ(*’▽’)。
うーむ。
古い暦が使われてた頃は、米作りの一連の流れが、少しゆっくりだったんですかね。
解りません。
芒種といえば、「芒(のぎ)」あるイネ科の雑草も目に付く頃です。
ちなみに、「芒」は、稲や麦などイネ科の植物の花穂の先っちょのとげとげしたところ。
穀物に限らず、イネ科の雑草たちにもちゃんとあります。
いちばん想像しやすいのだと「狗尾草」なんかも「芒」を持ってるけど…まだちょっと早いかな。
そーなると、あっ!
これですね。
ってか、この界隈では見慣れぬあなたはもしや?
「麦草」という名の草ですか?
これはこれは、図鑑でしか見たことなかったので感激です。
ひゃあ、群生してます。
しかもさすが麦の仲間らしく「麦の秋」の時期迎え、茶色く熟しかかってるのもあったりして…。
誰かが植えたんだろか?
それとも鳥が種を運んできた?
ともかく「芒種」の頃は、「麦草」咲くころと覚えておこうとココロにメモメモ。
ちなみにこの場所、ざっくり言うと、上野の不忍池蓮池のあたりです。
…ざっくりすぎか?
探してみて見て(*‘∀‘)。
◆今日は、2019年6月6日/旧暦5月4日/皐月甲戌の日/月齢2.7日
◆日の出4時25分 日の入18時54分/月の出6時54分 月の入21時39分