平安時代の宮中「嘉祥の儀」由来、江戸⇒明治まで続き、
現代になって「和菓子の日」として復活。
平安時代の最初のそれは、蔓延する疫病を鎮めるための厄除け祈願。
その時、神前に菓子を供えたことにある。
…っていうのが今日の「和菓子の日」のざっくりした由来。(⇒詳しくは過去記事「6月16日和菓子の日に嘉祥菓子」をよろしければ)
私の中では、今日は、とらや製の「嘉祥菓子」を眺める一日。
…ってもちろん写真でですが😊。
これぞ、とらや製「嘉祥菓子 7ヶ盛」。
幕末頃に御所へ納めていた嘉祥菓子を古い記録を元に復元したもの。
「和菓子の日」が来ないと入手できない(予約は数日前から可能)。
見た目も素材も豪華(お値段も)なのに、賞味期限その日中。
…という、庶民の私は、一生に一度愛でて食せたのでもう満足。
ですが、やっぱりきれいなので毎年この日にこのブログでお披露目しちゃう逸品です。うふふっ(*´艸`*)。
さて、今年のリアル嘉祥菓子は…。
本来ならば、かつてそうしていたように、東京赤坂・日枝神社の「山王嘉祥祭」に参列⇒とらやの赤坂店へ。
もう少し小ぶりな嘉祥菓子求める。
…としたいのですが、今年はすでに予定が。
建て替えのため2015年9月30日から休業していたとらや赤坂店も、とっくにリニューアルオープン(2018年!)したってのになぁ。
で、ほかに嘉祥菓子はないかしら?と探せば、ありましたっ!
亀さんをあしらったパッケージも素敵なお菓子。
蓋を開ければ…。
白に桃色がかわいいお菓子が並んでます。
中身はこし餡。
団子生地で包んで、のっかってる桃色のものは道明寺です。
ずーっと嘉祥菓子は、とらやの専売特許的に思い込んでたけど、もしや探せばほかの和菓子屋さんでも出してるかも?
…とにわかに期待。
ならば、わたくしのこだわり“毎年違う嘉祥菓子を食べる”が可能なんですが…。
まあいいか。
とりあえず、このかわいいのをいただきつつ、今年の「和菓子の日」をお祝いします。
◆今日は、2019年6月16日/旧暦5月14日/皐月甲申の日/月齢12.1日
◆日の出4時25分 日の入18時59分/月の出17時53分 月の入3時27分