今日は「長崎原爆忌」。その日、被爆した柿の木の二世。我がご近所で今年もずいぶんたわわに実りました。/旧暦7/9・戊寅

8月6日の広島につづき、
今日も忘れてはならない「長崎原爆忌」。

東京にいて「広島原爆忌」を思うよすがが「夾竹桃」の花ならば、「長崎原爆忌」を偲ぶよすがはこの小さな木です。

小さいくせに青々と茂る樹木。

被爆二世の柿の樹

「被爆柿の木の二世」です。

柿の木のプレート

この樹は、1945年8月9日。
焦土となった長崎で、生き残った奇跡の柿の木の苗木から育った一本。

当時、爆撃を受け瀕死の状態だったその木を、ある樹木医が蘇生させ苗木を生み出すまでに回復させた。
その「柿の苗木」は平和の象徴として、各地へもらわれてゆく。

そのうちの一本がここに育って実を結んだということのようです。⇒詳しくは「時の蘇生柿の木プロジェクト」へ。

8月が近づけば、柿の木の実りを眺めに。

暦を眺めながら、今年も2回の「原爆忌」がやってくる思えば、あの柿の木は今年もちゃんと実っているかな?
…と気になって眺めに出かける。

柿の木の実り

ああ、大丈夫。
今年もたたわに実りましたね!と、こころの中で静かに称え、蝉なく声を聴きながら黙祷。

なにも特別なことはしないしできないけれど、「夾竹桃」咲くのを眺めて「広島の日」を。
「被爆柿の木の二世」の実りを見あげて「長崎の日」を思う。

そして、今日は、午前11時02分にも黙祷。

忘れないことは、小さなことだけど、大きなチカラの一粒ぐらいにはなるだろか。
とも思いつつ、ささやかに逝ったひとを偲ぶ、私の「原爆忌」です。

◆今日は、2019年8月9日/旧暦7月9日/文月戊寅の日/月齢8.0日
◆日の出4時55分 日の入18時38分/月の出13時38分 月の入–:–