歩いて行ける範囲での花見…の途中
そういえば、ここの花も四季ごとにちゃんと観察しときたいなぁ。
と思ったのは、東京藝術大学上野キャンパス外周に樹木の苗を植栽するプロジェクト「Geidai Hedge」。
ここに植栽されるのは、武蔵野の在来種。
将来ここは、武蔵野の木々による生垣となるってわけですかぁ(*’▽’)。
冬もちゃんと観察したし、次は春ね。
と軽く決意したまま忘れるとこでしたが、桜に誘われ、上野公園へ徒歩で。
その手前にこれらの植栽はあって、( ゚д゚)ハッ!と気づいた次第です。
春の「Geidai Hedge」は、「染井吉野」以後の花が咲く。
いちばん目立ってたのは、草木瓜(くさぼけ)の赤花。
木瓜(ぼけ)の樹は、上へ向かって伸びるけど、この種は、枝が横に広がるらしい。
遠目で見ると、草地みたいな感じになるからこの名前なのかな?
それと雪柳(ゆきやなぎ)の白。
山吹(やまぶき)の黄色。
…でしょうか?
馬酔木(あせび)は、赤紫も白も咲く。
白は見たことあったんですが…。
赤紫…きれいですね。
鉢で売られてたらほしいなぁ。
驚いたのは、もうつつじが花開いていたっ!ってことで…。
実は4~5日前に、通りかかった時。
「おおっ!もう蕾がふくらんでるよぉ!」
と驚いたばかりでした。
それが、もう咲くかぁ。
そうそういえば、茎にへばりつくように咲くこの花と。
この白い花。
実はどちらも初対面。
名前を知りたいなぁ…と思ったんですが、ホントは、そこに添えてあるはずの名札もなく。
写真撮って持ち帰り、上が「姫榊(ひさかき)」したが「紅葉苺(もみじいちご)」と判明したんですが、もう桜咲く日々には、花の頃は終わってしまったようでした。
うーん残念。
「姫榊」は、「榊」と同様に、枝葉は神事に使われる。
「紅葉苺」は、この先、苺みたいな実りの時期を迎えるらしいです。
それは楽しみ。
現在、藝大美術館の前も植栽中で、また新しい樹々の苗が植えられてるよう。
ならば、もっと詳しい図鑑を買おうかなぁ。
そうして名前と植生を知って、もっと樹々草々と仲良くなりたいと思う春です。
◆2020年3月28日/旧暦3月5日/弥生庚午の日/月齢3.7日
◆日の出5時33分 日の入17時59分/月の出7時41分 月の入21時27分