「庚申の日」は、三尺虫が天帝さまにヒトの悪事をチクる日。
その三尺虫は、普段ヒトのカラダの中にいて、淡々と悪事観察。
庚申の日の夜、ヒトが眠っている隙に、天に昇って天帝様にその悪事を告げ口するんだとか。
…っていうのが、江戸時代に流行った「庚申信仰」のお話。
ヒトにとってはそりゃ大変っ!と、今夜は寝ずに「庚申(こうしん)待ち」。
夜通し起きて、供物を供え、三匹の虫たちを供養する。
あるいは、猿田彦命さんや。
青面金剛さんを祀って一夜を明かす。
そんな理由で、現代の街角でも、こんな庚申塔に遭遇すること多数なんだねぇ。
ちなみに「庚申の日」は…。
60日ごとに巡ってきて、2020年は、1/18、3/18、5/17、7/16、9/14、11/13の6回。
うーん、コロナ禍に怯えつつも惰眠をむさぼり、ハッと気づけば、今日を含めてあと2回しかないなぁ。
…ってか、もうとっくに我が三尺虫さんは、天帝様にいろいろ報告してるだろねぇ。
でもな、特に悪事は働いてないと思うのだけど、どうなのかしら?
うーん、うーん。
本来は、本日葛飾柴又の「帝釈天」さんへ。
庚申祭のお参りにいこうかなぁ。
とも思っていたんですが…。
暑さは少し和らいだんですが突然襲ってくるゲリラ豪雨にコロナ禍に。
今年もご近所の庚申塔をお参りし、庚申詣いたそうかと思います。
ああ、昨年の秋あたりには、あちこちの庚申塔をひとつひとつ巡ってみるのも楽しいなぁ…とか思っていたものですが。
暢気な日々があまりにも懐かしい。
◆今日は、2020年9月14日/旧暦7月27日/文月庚申の日/月齢26.0日
◆日の出5時23分 日の入17時50分/月の出1時13分 月の入15時58分