七十二候は「水始涸」に。暦がそう言い出すと稲刈りの時期。馴染みの都心の田んぼはどうかな?/旧暦8/17・己卯

七十二候は「水始涸(みずはじめてかるる)」の時期です。(10月3日~7日)

暦は「稲刈りに向け、田んぼの水を落とす時期」と言っています。

ああ、あっという間にそんな季節なんだなぁと爽やかな秋晴れの空眺め。
ココロにポッと浮かんだのは、都心にある小さな田んぼ。

あの田んぼの稲刈りはどうなっただろう?

小石川後楽園の「田端」の様子を見に出かけました。

コロナ禍が去ったわけではないので、かなり重い腰上げてですが(*’▽’)。

ここは、昔、水戸藩の上屋敷。
その時代から、屋敷内には小さな田んぼがあったみたい。

小石川後楽園の田端

毎年、実る稲を、水戸の黄門様風の案山子が率先して守り、それに従うように、小学生たちが作った案山子が立ち並ぶ。
が、今年は、黄門様おひとりが田んぼを守っていらっしゃいました。
…しかもマスクして(-_-;)。

ああ、コロナ禍メッ💦

さて、田んぼの水はちゃんと抜かれていて…。

小石川後楽園の田端

稲はもう半分ぐらい刈られているみたいですね。

小石川後楽園の田端

例年、子供たちが、田植えして、稲が実れば、案山子を作って、稲刈りまできっちり担うみたいなんですが、今年は、そうもいかない。
なので、園の方々が、少しずつ刈っているってことなのかな?

ホントは、刈った稲を天日干しにするための「掛け干し」の様子を期待していったのですが、それはまだみたいでした。
今年は、そんなにしょっちゅう来られない(←気分的にですが)んで、ちょっと残念。

ホントはこんな風に立派な「掛け干し」が出現するんですよねぇ。

小石川後楽園の稲刈り後

ふーむ。
来年はいつものように何事もなく眺めに来られる普通の日々を祈りつつ。

◆今日は、2020年10月3日/旧暦8月17日/葉月己卯の日/月齢15.7日
◆日の出5時37分 日の入17時22分/月の出18時20分 月の入6時28分