七十二候は「鴻雁来(こうがんきたる)」の時期です。(10月8日~12日)
ああ、もう鳥たちが北から帰ってくる頃かぁ…。
暦は「雁が、北から日本に戻ってくる頃」と言ってますが、東京あたりで雁に遭うのはちょっとまれ。
代わりに、鴨(かも)や鴎(かもめ)などの渡り鳥たちが帰ってきます。
ならばもしや来てる?
…と、急ぎご近所の不忍池へ。
なぁんだ、誰もいない。
不忍池では、スワンボートが暢気な顔して泳ぐのみ、野鳥たちが帰ってくるのはもう少し後みたいです。
そのまま蓮池まで足を延ばすと…。
ああ、すっかりここは秋の光景。
まだ、北から野鳥が渡ってくるほどではないけれど、日照も少なく。気温もずいぶん低く。
夏には、エネルギッシュにざわついて見えた蓮の葉たちも、すっかり落ち着いた感じになってました。
一面に広がる、黄葉した蓮の海。
葉っぱを一枚ずつ眺めると、黄色く輝くようで美しい。
この葉っぱも、涼しさから寒さに移るにしたがって、こげ茶に枯れてうなだれて…そしたら、蓮の根の旬!
…じゃなくて、野鳥たちの帰還を迎える頃ですね。
それって、来月ぐらいかなぁ…。
◆今日は、2020年10月9日/旧暦8月23日/葉月乙酉の日/月齢21.7日
◆日の出5時42分 日の入17時14分/月の出22時00分 月の入12時08分