七十二候は「朔風払葉」に。北風が吹き、木の葉を払う冬到来。しかし、これは春の芽吹きの準備でもあるのです(*’▽’)/旧暦10/13・甲戌

七十二候は「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」の時期です。(11月27日~12月1日)

「朔風」=北風のこと。
暦は「北風が木の葉を払う季節になった」と言っています。

確かに、木立を美しく彩っていた木の葉は、残り少なく。

新宿御苑の桜の木の葉

風に払われて、地面を覆っているほうがずっと多いみたい。

「朔風(きたかぜ)」の「朔」は、始まりの日である「ついたち」の意味も持つ。

北風吹いて木の葉を散せば、あとは寒い冬を待つばかりと思いがちな光景。
木の葉散る

しかし、この暦の言葉に込められた意味を知れば、ぜんぜん違って見える不思議。
これは、次の季節の始まりに繋がる光景なんだよなぁ(*’▽’)。

木の葉散る

大地に降った木の葉が、大地を覆って守り、やがて肥料になって土壌を地味豊かに変えてゆく。
これは、春の芽吹きのための光景でもあるのです。

ヒトは、寒い冬を縮こまって過ごす日々に、植物たちは、着々と春の芽吹きの準備を始めている。
自然の営みってのは、ホントにすごいものです(*’▽’)。

◆今日は、2020年11月27日/旧暦10月13日/神無月甲戌の日/月齢11.9日
◆日の出6時28分 日の入16時29分/月の出14時54分 月の入3時12分