七十二候は「蟋蟀在戸」に。寒さ避けて、虫たちが民家の戸口に来て鳴く頃…と暦。ああ、今年は虫聴を忘れたなぁ。草叢にはもう背高泡立ち草が咲く。 /旧暦9/5・庚戌

七十二候は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」の時期です。(10月19日~23日)

暦は「蟋蟀(きりぎりす)が、戸口のところに来て鳴く」と言い出しました。

ちなみに、「蟋蟀」に「きりぎりす」の読みが当てられてますが、この暦が現役だった頃は「こおろぎ」を意味するんだとか。
さらに拡大解釈して、草叢で鳴いていた虫たちの総称でもあるかな。

ちなみに、その「こおろぎ」ですが、気温が下がると暖かな場所を探して移動する習性があるんだとか。
いつしか、外気よりずっと暖かな民家の中に入り込んで来るということですか?

まさに「蟋蟀在戸」だっ!

そーいれば、今年は秋虫の声を聞かなかったなぁ。

それはいつまでも続いた酷暑の残暑のせいってのもある。
そんなこんなで、今年は暦が「蟋蟀在戸」といっても、まだ初秋の気候。

もしやまだ草叢には秋虫がいるかも?
…と繰り出せば。

あららっ!背高泡立ち草が咲いちゃってるよ。

背高泡立ち草

そのせいなのかどうなのか、ちょっと前には青々してた草叢は枯草に。
こうなると、もう秋虫はここにはいない…と思う。

今年は、蝉の声すら微かな記憶。
秋虫の声を愉しむ機会はすっ飛ばしてしまいました(-_-;)。
…暑くて外に出なかったからねぇ。

しかし、いつのまに背高泡立ち草が?

背高泡だち草

逆に開花が早すぎない?
いつもなら、この花が盛んに咲き始めるのは、一週間後の二十節気「霜降」の頃。

ああ、今年は、季節の巡りがマジめちゃくちゃです😢。

◆今日は、2023年10月19日/旧暦9月5日/長月庚戌の日/月齢4.4日
◆日の出5時50分 日の入17時02分/月の出10時18分 月の入19時42分