七十二候は、今日から「水始涸」。稲刈りのため、田んぼの水を抜く季節です。ならばっ!と東京の田んぼに出かけました/旧暦8/21・壬子

七十二候は「水始涸(みずはじめてかるる)」の時期です(10月3日~7日)。

毎年「水が枯れる時期なのか?この台風の多い今ごろに?」と性懲りもなく一瞬思う私。

いや、いい加減覚えましたよ。

田んぼの稲穂もそろそろ実って、稲刈りまじか。
暦が言うのは、その稲刈りにそなえて、水田から水を抜く頃ですってコトですね。

東京にだって存在する、我がご近所の田んぼはどうかな?

というコトで、数日前の秋晴れの日に小石川後楽園へ!

ひと月前の「禾乃登(こくものすなわちみのる)」(9月3日~7日)の頃の田んぼには、まだ水がたっぷり張られて…。

稲の根元には、な、なんと!みずすまし!

みずすまし

いやぁ、すごい久しぶりに見たよっ!(←田舎育ちの子どものころ以来かも!)
って感じでした。

稲刈りに備え、田んぼを守るかかしが増殖しておりました!

前にいらしたのは、この方のみ。

黄門さま案山子

さすがもと水戸藩の上屋敷。
田んぼも、黄門さま案山子(だそうです)が、守るんだなぁ。
印籠も出さずに、控えおろうっ!

そこに、可愛いこどもの案山子が…。

かかし

いや、かわいいというより…。

かかし

へんてこな?

実は、この田んぼ。
小石川後楽園にほど近い、文京区立柳町小学校5年生が管理しているのだとか。
田植えも、案山子によるスズメ来襲の防御も、きたる稲刈りも、みんな彼らが担当。
…うーむ。混ざって、いっしょに参加したい。

さて、肝心の、田んぼの水は?

もうないですね。

田んぼの水

水もないけど、少し稲を刈った気配もあるんだなぁ。
…小学生が刈りやすいように準備したと推定。(←裏はとってません😓)

馴染みの田んぼもこのとおり、古い暦の言うとおりにちゃんと田んぼの水を抜いて稲刈りの準備万全です。

◆今日は、2015年10月3日/旧暦8月21日/葉月壬子の日
◆日の出5時37分 日の入17時23分/月の出21時34分 月の入10時53分