二十四節気は「大雪」。雪が積もる時期ですが、東京で積もっているのは赤い葉っぱだったり😊。紅葉狩り最終章。/旧暦10/20・戊辰

今日は二十四節気の「大雪」です。

とうとう、暦は二回目の「雪」の字を使い、さらにそれに「大」の文字を重ねて、冬を強調。

『暦便覧』「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」、つまり「雪」が「降り」&「重ねる」=積もる、だから「大雪」。
…と雪が降るというより、積もるを強調。

読んでたらやはり寒くなる解説です。
本来はそうゆう季節なんだねぇ。

しかし、東京では雪の代わりに、楓が降る日々。

楓散る

地面は赤く染まっています。

東京では、「立冬」から30日目が、楓の見ごろ=「大雪」のころです。

これからは、そう覚えておこう!
と思うほど、東京は今が楓の紅葉、最盛期。

江戸人は、「立冬」から数えて「立冬」から約8日、遅くとも15~6日には楓の紅葉が見ごろと目安にしたそうだけど、当時より気温が高いんだろうね。
例年、見ごろは、約半月遅れる。

いつもの皇居東御苑の、楓の標本木(←と勝手に決めてますっ)も、紅すぎるほどに染まった!

皇居の楓

こちらも真っ赤。

楓と満天星つつじ

下のほうを赤く染めているのは、満天星つつじ

御苑内も見上げれば、紅いレースが空を覆うがごとく、ずーっと美しい赤のグラデーションが続いて、ちょっと涙が出そうです。

そういえば、皇居乾通りの一般公開もそこに併せて始まってました(~12月10日まで⇒詳細)。

終日晴れた日には、日没とコラボ!
日の入り時間を目指して小石川後楽園へ。

皇居東御苑は、この時期閉園4時…なもんで日没とのコラボは無理なんですが、後楽園は閉園5時(入園4時半まで)。
日没がだいたい4時半ごろなんで、3時ぐらいに入園し、あたりの植物を愛でつつ待つ。

何を待つかと言えば…。

後楽園の紅葉

紅い楓の重なりを透かして、眺める日没直前のヒカリ。
もうもう、これが美しいのです。

これも、東京では「大雪」のころの贅沢な楽しみのひとつ。
がっ!実は、ぐずぐずしていてまだ見ていません。

晴れてて、夕暮れ時に時間があって…と超レアな時間指定、間に合うかなぁ…というのが目下の悩み。

紅葉・黄葉が日に日に、色をなくしてゆくころ、白い雪が…となってしまいそうな。
つまり、私も師走なんだよなぁ😊。

◆今日は、2017年12月7日/旧暦10月20日/神無月戊辰の日/月齢18.6日
◆日の出6時37分 日の入16時28分/月の出20時31分 月の入9時48分