お盆の「迎え火」の光景…見なかったなぁ。でも、寺ごとの本堂を飾る「切子燈篭」が、ご先祖様をお迎えしてます。/旧暦6/3・戊申

東北育ちは、早すぎる迎え火の光景に驚いたけものだけど…。

東京のお盆は、新暦7月。
東北育ちの私は、東京で暮らし始めて10年目ぐらいまで、迎え火の光景に毎夏驚く。

ええっ?これって予告編??…とか😊。
…だって、私にとって、ホントのお盆は8月だもの。

それが近頃は、迎え火…みかけなくなったなぁ。
お店には、焙烙(ほうろく)&苧殻(おがら)の迎え火セット。
ちゃんと売られてたんで、どこか私の知らない場所では、ちゃんと焚かれていたと思うんですが…。

東京のご先祖様がたは何を目印に帰ってきなさる?

迎え火はもちろん、もうひとつ、これだね。

切子灯篭

今年も、谷中の寺町、本堂前を涼し気な「切子灯篭」が飾る。
ここは、「ゆうやけだんだん」下から、階段を見て右折、ちょっといった先の長明寺。

春にはみごとな枝垂桜が、夏にはそれが青々とした葉っぱを湛えて本堂を彩る。
そこにさらにさらさら揺れる切子灯篭が美しく、これは、ゆかりのご先祖様じゃなくても立ち寄りたいかも?
…などと思う。

こっちは、今年のお気に入り。

切子灯篭

「ゆうやけだんだん」下から、階段向って右折してすぐの本受寺の切子灯篭。
長明寺から戻って、ひょいとのぞいたら、そこにも可愛いのが飾られていました。

という風に意外な発見があるもんで、しばし暑さを忘れて、あっちの寺へこっちの寺へと、お参りしつつ鑑賞しきりとなってしまう。
まあ、ご近所だし、ほぼ涼し気なんで、酷暑も乗り切れてます。

ちなみに、すべての宗派の盆の作法ではないみたいですが、我がご近所にはかなりの数の「切子灯籠」。
しかも、それぞれに意匠が違って興味深い⇒よろしかったらその一端を

◆今日は、2018年7月15日/旧暦6月3日/水無月戊申の日/月齢2.0日
◆日の出4時36分 日の入18時57分/月の出6時45分 月の入20時46分