雑節「節分」は、春夏秋冬それぞれの季節の節目。
なので「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日はすべて「節分」ですが、春の手前の「節分」は、新しい春迎えの一日で、新年迎えの「大晦日」のごとき重要さです。
古い暦の始まりは、「立春」=「春」からだったからね。
大晦日には厄災を祓う「大祓い」の行事。
春節分には、同じく厄災祓いの「追儺の行事」は必須です。
ってことで今日は、ご近所の「節分祭」へ。
東京都内でも多くの神社仏閣にて多彩な節分祭の行事が執り行われて、その様子を上空から眺めたら壮観だろうなと夢想しつつ。
さあ、今年はどちらへお参りしようかなぁ…と考えるのも楽しい。
昨年は、根津神社の節分祭。
こちらの節分祭は、地元志向な感じに好感度大。
節分祭の行事の定番的なの(悪霊を祓う弓行事・蟇目式やら神職と鬼の問答など)は、あまりなくて、突然、境内の能舞台に、ひょうきんな鬼さんが登場。
参詣者の多くは、鬼が出たなら「すわっ!豆まきはもうすぐだ!」と、紙袋やらダンボール箱やらを頭上に掲げスタンバイが始まるのもご愛敬。
私のほうは、この鬼さんたちのお面をよーくよく眺めるのが目的だったりするので、遠方からカメラの望遠機能の準備も怠りなく。
だってこのお面。
赤鬼さんも…。
青鬼さんも。
なかなかの味あるイケメンさんたちじゃありませんか?
さてさて、鬼たちはひとわたり暴れたら、裃身に着けた方々から豆で追われるのもお約束。
その際の豆が入った枡も、これまたなんとはなしに素敵。
そして、鬼さんたちは、私たちの厄災背負ってどこかに捨てに行ってくれると個人的には思っています。
ってことで、さあて、今年はどちらの節分祭にて厄災を祓ってもらったらいいかしら?
上野五條天神さんか?
あるいは、諏方神社?
とけっきょくぎりぎりまで決まらない春まじかです。
◆今日は、2020年2月3日/旧暦1月10日/睦月丙子の日/月齢9.2日
◆日の出6時40分 日の入17時10分/月の出11時41分 月の入0時45分