七十二候は「土潤溽暑」に。ヒトはぐったりする日々も、草々は元気すぎる日々到来の(はず)ですっ!/旧暦6/8・壬申

七十二候は「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の時期です。(7月27日~8月1日)

やってきましたっ!
「土」が「潤」って、「溽暑(じょくしょ)」…つまり蒸し暑い日々
…ってか、今年の東京は、まだ梅雨の日々で、暦の上では、ってことになってます。

暦がそういう頃といえば、近所の空き地は、猫じゃらしこと「狗尾草(えのころくさ)」が覆い。

狗尾草

あるいは、更地となった土地もあっという間に「洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)」が占拠する。

「洋種山牛蒡」

こちらは、長く空き家になった民家の内外に生え広がり…。

洋種山牛蒡

ブロック塀越えて、道端にもはみ出た様子が、かえって清々しかった「土潤溽暑」の日々

しかし、今年はハッと気づけば、空き地は軒並み駐車場に。
空き家も解体ののちあっという間にマンション化する。

もはやこれらの光景がご近所に繰り広がってたのも過去形です。

今年は、猫じゃらしも洋種山牛蒡も遭遇できないの(:_;)

加えて、コロナ禍でいまだ自粛生活を続けるわが身。
少し遠出してうろつけば、きっといい感じの草叢にだって出会えるんだろうがなぁ…と梅雨空見上げる。

外出といえば、食料品の買い出しにささっと…が関の山だもんなぁ。
と、歩道の人ごみ避けて路地に入れば…。

おおっ!君は、懐かしの洋種山牛蒡!!

洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)

たった一本ですが、いい感じの存在感を放っておりました。

も咲いてるし…。

洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう))

青い実もなり始めてる。

洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)

一本に花も実もあるのが、ちょうど今頃「土潤溽暑」の頃の光景なんだよねぇ。
これが、群生すれば圧巻!

…がしかし、駆除には相当な手間がかかるらしく。
勝手に見て楽しむ観察者としては、この一本でもありがたしと思おうっ!
さらに、この先、紫色に熟した実の出会えるまで駆除されないことも願おう!!

ああ、あとは、猫じゃらしの群生もこの時期にっ!(←諦めてない(*’▽’))

◆今日は、2020年7月28日/旧暦6月8日/水無月壬申の日/月齢7.4日
◆日の出4時46分 日の入18時49分/月の出12時45分 月の入23時44分