地獄の釜の蓋が開くとされる「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」(=7/1)が、お盆の始まり。
それから約二週間もたった東京寺町界隈。
久々に繰り出してみたら、仏教寺院の本堂には、美しい「切子灯籠」がさらさらと風に揺れてました。
ルーツはこの「切子灯籠」だなぁと思う、七夕祭りもご近所のは中止。
精霊棚に飾るほおずき求める「ほおずき市」も中止。
それでも新暦盆の東京の地ではただ今お盆の真っ最中。
東京のお盆は…。
七夕=棚幡(たなばた)の7月7日⇒精霊棚作り。
7月13日⇒迎え火。
7月14・15日⇒東京のご先祖様が戻ってらして滞在中。
おおっ!そうかぁ…。
この界隈のご先祖さまは、もういらしてるのかぁ。
と思いつつ、ご近所のお寺で「切子灯籠」を見上げてささやかにお参り。
旧暦で行う、故郷東北のお盆。
今年も帰省は無理そうだなぁ…と思うと、美しい「切子灯籠」が、なにかとても寂しく揺れて見える。
さやさやさやさや…。
ああ、でも。
思い切って外出、お盆の光景を眺められてよかった、よかった。
◆今日は、2021年7月14日/旧暦6月5日/水無月癸亥の日/月齢4.1日
◆日の出4時36分 日の入18時58分/月の出8時23分 月の入21時54分