かつて、4月晦日が近づけば、街々に端午の節句用品を扱う「兜市」がたったとか。となれば、それ風を気取ってささやかながら部屋を飾ろう!/4/27=旧3/21・己卯

ハッと気づけば、もうそろそろ5月?!

空や風や草々や…森羅万象をよすがに暮らしているつもりでもぜんぜんゆったりとは行かず。
なんか、季節の巡りが少し早すぎるような気がするんですがいかがでしょう?
…というか、だからこそなのかな?

毎年寒暖の差が激しさを増したり、今年は大きな災害があったりもして、なんとなく気持ちがざわつき続けたのもあるかもしれない。

ふーむ。

気を取り直し、5月節句の準備を気取ろう!

「桃の節句」の時もそうだったけど、「端午の節句」の準備も基本はおなじく気分だけ。

こいのぼりポストカード

部屋の各所に、それふうのポストカードを飾ってそれで良しとします。
上の写真は、谷中の江戸千代紙の老舗「いせ辰」で求めた「鯉幟の組立錦絵」ポストカード仕様。

「組立」ですので、はさみで切って、折り曲げて、ひれを点けて鯉のカタチのできあがり…も可能。
もちろん、そんなもったいないことはできませんっ!

江戸時代なら、卯月(旧暦4月)の晦日(月末)あたり。
街が「兜市」で賑わう季節。

それに習って、私も「兜市」気分でいろいろ廻って物色してみる次第。
っていっても、もう飾りモノは結構持っているのでもっぱらウインドウショッピングです。
しかも、新暦で暮らす平成の世は、旧暦ならば実はまだ弥生3月ですが…。

縁起物グッズを飾る場所にも、端午の節句ゆらいの飾りを

濁流を泳ぐ勇壮な鯉の千代紙は、わたしのお気に入りの一枚。
千代紙

もちろんこれもいせ辰製。

窓辺にも…。

こちらは、江戸の甍の波の向こうに富士を臨むという贅沢な景観を背景に鯉のぼり…。

ポストカード

歌川広重の名所江戸百景「水道橋駿河台」のポストカードです。
今の御茶ノ水の高台から神田神保町方面を眺めた図なんでしょうが、マジ、贅沢だわぁ。
いちどタイムワープして眺めてみたい光景です。

ってコトで、あとは端午の節句を待つばかり。
そして、外出すれば、街場に飾られるこいのぼりなど写真に撮って採取する日々でもあります。

◆今日は、2016年4月27日/旧暦3月21日/弥生己卯の日
◆日の出4時54分 日の入18時24分/月の出22時44分 月の入8時21分